©2017 APS magazine.

8/25-8/31 NNNI / 私たちがしないこと SOMETHING WE DON’T DO

8/25-8/31 NNNI / 私たちがしないこと SOMETHING WE DON’T DO
28/07/2017 APS MAGAZINE

NNNI / 私たちがしないこと SOMETHING WE DON’T DO

DATE

8/25 – 8/31  (13:00-20:00)

※entrance free

 

複雑に絡み合うリズムや空間的なサウンドにシンクロする鮮烈な映像によるストーリーを主軸に、立体音響・ドローイング・スカルプチャ・オブジェなど様々な要素を取り込む、空間全体を使ったインスタレーション展を、「私たちがしないこと」と題し開催します。

「私たちがしないこと」とは作家である「私」たちが しないことであり、また鑑賞者の「私たち」がしない ことでもあります。展示をみている鑑賞者の「私た ち」が、作家の視点からの表出された「私たち」と交 差し、主観と客観が錯綜することで生じるズレや錯 覚、誤解や曲解を対比的に映し出し、〈虚像としての 私〉と、今ここにいる〈実像の私〉という2つの私を重 ね合わせる構造をつくります。このネストさせた構 造による表現を鑑賞者が覗き込むことで、こちらの「私たち」の価値観がツイストし、鑑賞者であるそちらの「私たち」へ訴えかける作品世界を提示します。
会場は新宿高島屋至近でありながら、通り一本裏路地の混沌とした地区に ある、古いビジネスホテルをリノベーションして生まれ変わった非常にコン セプチュアルなホテルとなっており、ロビーや地下には厳選した古道具の販 売を行うショップ機能も備えています。近隣の混沌とした空虚さから、通り を抜けると新宿の中心地へとアプローチする、そんな不思議な立地にある ギャラリーを使い、その空間と呼応する立体的な展示を行うことで、本展の コンセプトである虚構や現実の狭間をよりリアルに体験いただけます。

 


 

The installation exhibition “SOMETHING WE DON’T DO” will represent a visionary story which advantageously involves the whole space composed with several medias, such as a multi-video projection, drawings, sculptures and the three-dimensional sound systems that synchronize with complicated rhythms and sounds.

“SOMETHING WE DON’T DO” indicates what “WE- the artists” don’t do and what “WE- the viewers” don’t do. The point of views of “WE”, which could be both the viewers or artists themselves, cross back and forth to each other through the gap between the first perspectives and the third perspectives. It creates a paradoxical confusion of the true meaning behind “WE” and reflects the secondary reality created by confusion on the surfaces of mirrors, water or smartphones. “WE” screen the fictional “WE” by having the viewers to gaze into the montage of the present tense of “WE” to twist the point of views.

ARTIST

 

NNNI (Dee Lee,Yui Maki) / 映像・立体音響・グラフィック・ドローイング

映像・立体音響・グラフィック・ドローイングなど様々なメディアを使った表現をする、Dee Leeと牧 唯の2人組でありながら限りなく1人称的なアーティスト。多数のスピーカーを駆使した立体的な音響や輻湊的なリズムに呼応する映像のシンクロニシティを軸に、さまざまな要素を取り込みながらひとつの作品として表現する

 

STATEMENT
わたしたちが想像しうるあらゆる可能性の世界と、現実にはあなたのその両の手でしか捉えることの出来ない、この不可能性の世界で、わたしはわたしの瞼のなかで舞う胡蝶たちを(瞬きのすきに逃げてしまわぬよう)レンズに封じ込め、指先で叩きながら反復する響きをくり返し鳴らしつづけている。この世界が必要とするしないに関わらず、わたしはわたしの記憶と記録のすきまにあるあらゆる感情と、こぼれ落ちる嘘にならない嘘を、わたしとあなたの虚像に重ねて鏡に映す。千夜一夜にくり返しシェヘラザードが欺きつづけた、口唇の効力が通じそうもないこの現実の世界で、抜けない棘を残したまま愛を欲するために必要なのは、必要なことを必要としないこと。

http://noneednecessaryi.com/


 

Dee Lee ( ディー・リー) 日本生まれの韓国人。10歳の頃からニュージーランドに6
年留学し、韓国に3年滞在の後、ミラノにてフォトグラフィを学ぶ。多文化を経験
する中、ヌード・アートに遭遇し、現在は韓国を拠点にファッション・フォトグラ
ファー兼アーティストとして活動している。ミラノでは写真の個展、グループ展を
開催し、L’Official Italia でNike やMoncler の撮影をした。

http://www.ulittledevil.com/

 

牧 唯 ( マキ ユイ) 多数のスピーカーを立体的に配置することで音の浮遊感や、空間
内でのリズムのモーフィングといった、一般的な音響では体験できない音響空間を創
り出す。マルチチャンネルを駆使した空間的な表現にこだわりながらも、音そのもの
が持つ繊細な質感や、音楽的な構造と抑揚を折り込むことで、空間全体を使った音楽
の新しい聴取のフォーマットを模索している。

http://makiyui.com/